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新潟県関川村「大したもん蛇まつり2005」活性化活動

活動日時:2005年8月26日(金)~29日(月)
活動場所:新潟県岩船郡関川村
参加人数:42名

 8月26日に東京を出発し、電車を乗りついだ私たちは、その日の夜ようやく村に到着しました。
 その翌日は、集落ごとにある集会所を訪問し、お年寄りの肩たたきをしながら関川村の方言や大蛇伝説などを教えていただき、一緒に簡単な振り付きで童謡を歌ったりしました。お昼には、集落の方々作ってくれたカレーをみんなで食べながら、小学校の話などを聞きました。
 その後、役場の方の説明を受けながら村内を回り、夜には花火大会・盆踊り大会を村民の方々と一緒に楽しみました。



 3日目、いよいよ待ちに待った大蛇パレードの日。初めて見た大蛇は本当に大きかったです。この大蛇は54集落が各部分を担当し、それぞれの部位を制作した、まさに村民総出の作品でした。
 大蛇はずっしりと重く、制作に関わった一人ひとりの関川村に対する想いを感じました。そして、大蛇は担がれると更にその迫力を増しました。
 私たちはお祭りの運営を手伝う一方、順番に大蛇の担ぎ手にも加わらせていただきました。





 その夜、お祭の主催者との交流会が行われ、お酒を酌み交わしながら、村民の皆さんの祭を立ち上げた頃の苦労話や、失敗談、また「祭りを作ろう!」という原動力となった故郷に対する思いを聞きました。
 自分たちの村に誇りを持つ気持ちに、都会には感じられない温かさと、人々の結びつきを感じました。

 最終日、この3日間で見つけた「関川村に対し自分たちが出来ること」を参加者全員が紙に書き、関川村に提案しました。
 そしてその後、平田村長や役場の方が全員で私たちの見送りをしてくれました。

 「昨日まで台風の風が吹き荒れていたが、今日はカラリと晴れて風もおさまった。でも村人の心の中には、皆さんが運んでくれた風が、いつまでも吹き続けます」

 村長のこの言葉が心の中染み渡りました。村の方と過ごせた時間は短かったけれど、心と心が触れ合うことが出来たのではないかと感じました。村民のパワーがあふれているこの村に対して、私たちが出来ることを考え、力になって行きたいと思います。